そして、今秋、アルテックとヒースセラミックスは再び、それぞれの企業の価値観とクリエイティブな化学反応が体現されたコラボレーション製品を発表します。

70年以上前、フィンランドとアメリカ、遠く距離を隔てた国で創業した二つの企業は、自然素材と効率性の高い生産方法を用いながらも、人の手による風合いや温かみを大切にした製品づくりを続けています。アルテックとヒースセラミックスの製品は、人と環境への配慮を基盤とした高い品質、安全性、持続可能性を誇り、両社のコラボレーションにより融合した職人技と洗練されたデザインは世界でも類をみないものとなるでしょう。

2022年10月、アルテックが継承する曲げ木の技法と、ヒースセラミックスが作り続けるセラミックを組み合わせた特別な家具シリーズが登場します。そのデザインは、自然素材を称え、森林と地球が相互に織りなす関係性を物語ります。

タイル テーブル

フィンランドとカリフォルニア、それぞれの国の材料を使った「タイル テーブル」は、国を越えたコラボレーションを体現した製品です。創業者の理念に基づき、アルテックの家具は創業時から変わることなくフィンランド産のバーチ材によって作られています。アルヴァ・アアルトによるアアルトテーブルは、1930年代に開発された独自の曲げ木の技法「L-レッグ」を応用したアルテックらしいデザインです。

そして、ヒースセラミックスが試行錯誤と実験を重ねながら継承してきた釉薬の伝統は、ホワイト、ブラック、このシリーズを象徴するグリーンの三色で表現されました。このシリーズの唯一無二の特徴は、アアルトテーブルの天板の上に敷き詰められた、ヒースセラミックスによる二重釉薬を重のセラミック製タイルです。

ネスト スツール

アルテックの素材とヒースセラミックの釉薬を掛け合わせたシリーズから派生した特別製品として、工夫に応じてざまざまな使い方ができるグリーンカラーのスタッキングスツールのセットが生まれました。現在もフィンランドのトゥルクの自社工場で製造される、アルヴァ・アアルトの代表作「スツール 60」は、あらゆる家具の中でもっともスタンダードなデザインです。

今回の特別なコラボレーションのために、入れ子構造の3脚セットに再構築されたスツール60は、ヒースセラミックスの釉薬の色から、それぞれ異なる色調のグリーンが施されています。脚の長さが異なることで、個々に遊び心ある使い方や設置ができ、3脚を積み重ねて美しい色のグラデーションを楽しむこともできるネストスツールは、暮らしと住まいに佇む機能的な彫刻と表現することができます。

レクタンギュラー タイル テーブルとスクエア タイル テーブルは、2022 年 10 月 18 日に国際的に発売され、コレクションの緑の色合いのアルテックの有名なスツール 60 の特別版が発売されます。すべての製品は、ヒースのショールーム、ヒースのオンライン ストア、アルテック ヘルシンキ、アルテック 東京で購入できます。