アルテック + エンダースキーマ シリーズ
フィンランドと日本、それぞれの自然素材の経年変化が生み出す魅力に着目したコラボレーションシリーズです
ベジタブルタンニンレザーとフィンランドの白樺という素材を軸に、ふたつのデザイン企業が協働したこのプロジェクトは、使い手の暮らしに寄り添い、長く受け継がれる製品づくりを目指したものです。
アルヴァ・アアルトがデザインしたスツールとテーブルに、エンダースキーマの手仕事によるスツールとテーブルのためのレザーシューズが加わり、時とともに味わいを深める自然素材同士が調和しました。この特別なシリーズには、アルテックが通常採用する素材の代わりにベジタブルタンニンレザーを用いた家具や、アアルトならではの有機的なフォルムをエンダースキーマが再解釈したレザーアクセサリーがラインナップされています。
バーチ材とレザーは、置かれた環境や使い方によって独自の風合いが生まれ、それぞれの速度で経年変化するため、シリーズ製品のすべては、ひとつとして同じものはありません。
シリーズ製品
「アルテック + エンダースキーマ シリーズ」は、両者を象徴する素材とフォル
ムを新たな形で表現した製品群です。ラインナップされるすべての製品は、使
い手の暮らしに寄り添い、各々が唯一無二の個性ある製品へと育っていきま
す。
「スツール 60」・「スツールE60」・「テーブル 90C」用 レザーシューズ
「スツール 60」とコンパクトな「テーブル 90C」は、レザーシューズを履いています。ストームウェルト製法に着想を得たシューズは、一足ずつベジタブルタンニンレザーを用いて手作業で仕立てられ、エンダースキーマの革靴に見られるディテールや特徴を受け継いでいます。家具の脚部にぴったりとフィットするシューズは、家具を保護する機能を備えると同時に、遊び心のあるアクセントを添えています。
ベジタブルタンニンレザーを纏う天板と座面
天板や座面にはベジタブルタンニンレザーが張られ、自然な経年変化を楽しむことができます。レザーに現れるパティナは、製品が使い手とともに重ねてきた時間の記録そのものであり、温かみのある手触りと、書き物にも適した心地よい質感を生み出します。
「ゴールデンベル」のひとつである「ペンダント A330」シェードは、成形したレザーのみで作られています。エンダースキーマの「NEW CRAFT」の思想のもと、伝統的な技法と現代技術を融合させることで、新たな表現を実現しています。アアルトならではのフォルムを保ちながら、伝統的なウェットフォーミング技法と3Dプリントを組み合わせ、3枚のベジタブルタンニンレザーから成形されています。
主体となるデザインと製品を入れ替え、エンダースキーマの製品コレクションであるクロック、キーホルダー、コースターのレザーアクセサリーが、アイノ・アアルトによる有機的な「リーヒティエ プラント ポット」のフォルムをまといます。エンダースキーマの視点を通して再解釈されたこれらのアイテムは、ベジタブルタンニンレザーを用い、ロゴの型押しなど細部にまで工夫を施すことで、両者の協働から生まれた特別な製品として仕上げられています。
素材について
アルテックとエンダースキーマは、ともに素材自体の魅力に重きを置き、素材が持つ本来の個性や自然な不均一性をそのまま製品に生かしています。今回のシリーズで用いられる、ベジタブルタンニンレザーとフィンランド産のバーチ材は、それぞれが異なる速さと表情で変化を遂げていきます。レザーはより変化が早く、使い手の暮らしに合わせてパティナが現れ、艶と味わいを深めながら、唯一無二の姿に育ちます。一方、バーチ材は穏やかな速度で、長い年月をかけて色味と風合いを深め、ゆっくりと個性を帯びていきます。製品に使用される素材自体にもまた、自然の中で刻まれてきた証がそのまま表れています。
製品に使用される素材自体にもまた、自然の中で刻まれてきた証がそのまま表れています。木部には、木材をより無駄なく使用するために自然そのままのワイルドバーチを用いたアルテックの「フォレスト シリーズ」が採用されており、節や昆虫の痕跡、色の濃淡など、自然のバーチ材がもつ個体差を認めています。レザーもまた、傷跡や伸び跡といった自然由来の表情は、その素材が歩んできた時間を物語ります。
「アルテック + エンダースキーマ シリーズ」のケア & メンテナンス
「アルテック + エンダースキーマ シリーズ」の家具は、長く使い続けられ、世代を超えて受け継がれていくことを想定してつくられています。時とともにその表情を変えながら、使い手それぞれの歴史を刻んでいきます。
一方で、繊細な特性をもつベジタブルタンニンレザーには、適切なケアとメンテナンスが欠かせません。「アルテック + エンダースキーマ シリーズ」製品を末永くご愛用いただくために、ケア&メンテナンスガイドでは、お手入れ方法や取り扱いのポイントをご紹介しています。