ドナルド・ジャッド(1928-1994)は、20世紀でもっとも重要なアーティストのひとりです。アルヴァ・アアルトの熱心なコレクターであった彼は、ニューヨーク、テキサス州のマーファ、ヨーロッパにある自身のアトリエ、それぞれにアアルトの家具を置いていました。

この展示では、テキサス州マーファのアトリエにあったアアルトの家具、ジョン・チェンバレンのアート、ドナルド・ジャッドの作品を紹介しています。ドナルド・ジャッドは、1階をオフィス、2階をゲストハウスとして使用しており、自身がデザインした家具や作品とともにアアルトの家具を設置し、壁にはジョン・チェンバレンのアートを飾っていました。

ドナルド・ジャッドにとって、愛するアートを身近に置き、鑑賞することは、自身がアートを創作すること同じように大切なことでした。そのため、自らがアートともに自然体で過ごせる空間を作り上げたのです。

2018年、ドナルド・ジャッド財団は、彼のアトリエの大規模な修復を開始しました。修復の一環として、財団はそこにかけてあったチェンバレンの絵画の保存処理にも着手、マーファのアトリエの2階に半永久的に展示されることになりました。今回、ニューヨークのアトリエで開催される展覧会Aalto + Chamberlainは、マーファのアトリエの再現することで、三人が私たちに残した偉大な作品を讃えています

Aalto + Chamberlain
2019.11.21 – 2020.1.18
Judd Foundation

101 Spring Street, New York NY 10012
オープン：木曜、金曜、土曜 13:00-17:30

www.juddfoundation.org